バミューダの保険会社 Custodian Life Limited(清算中)の共同清算人(PwC)から、2026年9月29日付で全契約者・債権者・IFA宛の書簡が届きました。全契約者向けの書面は、7月10日の就任通知以来です。内容を整理します。

前回までの経緯と分配の仕組みは、Custodian Life 清算の現在地(2026年9月版)にまとめています。

1. 清算人が定期的なアップデートを表明

清算人は書簡の中で、2023年11月24日(Deloitteの暫定共同清算人の就任日)以降、契約者が自分の資産を動かせず、分配も一切行われていないことを重く受け止めているとしています。そのうえで、今後は契約者・債権者・IFA向けに電話会議で定期的にアップデートを行うと表明しました。署名は共同清算人の Dan Schwarzmann 氏です。

2. 第1回の電話会議は10月9日

日本時間 2026年10月9日(金)22:00
現地時間 10:00 ADT(バミューダ)/ 14:00 BST(英国)/ 17:00 GST(ドバイ)
内容 7月10日以降の清算の進捗報告
参加方法 書簡に記載の登録フォームから事前登録。登録後、アクセス方法がメールで届く
参加できない場合 会議後に、録画と文字起こしを公式サイト(custodianlife.bm)に掲載する予定(掲載時期は示されていません。閲覧にはログインが必要です)

書簡を添付したメールによると、清算人はメールアドレスか郵送先が分かっている契約者全員に送付しており、連絡先が分からない契約者が少数いるため、IFAに対して顧客への転送を求めています。書簡が届いていない方は、担当のIFAか清算人(bm_custodianlife@pwc.com、@は半角に置き換えてください)に連絡してください。

本記事では、書簡のPDFと登録ページのURLは掲載していません。登録方法は清算人から直接受け取ってください。

3. 評価明細の提出のお願い

次のどちらかに当てはまる方は、最新の評価明細(Valuation Statement)を、手元にある他の記録とあわせて、できるだけ早く清算人に送るよう求められています。

  • 評価明細をまだ提出していない(本人・IFAとも)
  • 提出した評価明細の日付が2023年11月24日より前

2023年11月24日以降の日付の評価明細を提出済みの方は、この条件には当たりません。

4. 前回記事の訂正

前回の記事で、債権届出の期限(2026年12月31日)について「評価明細を提出済みの人に別途の手続きが要るのかは、配布された文書からは読み取れません」と書きましたが、誤りでした。

2026年3月12日付の宣誓供述書の該当箇所(第128〜129項)の見出しは「Bar date for submission of Valuation Statements or equivalent proof of debt」(評価明細または同等の債権証明の提出期限)です。評価明細の提出そのものが債権の届出にあたる設計で、提出済みの方が別の届出をする必要はないと読めます。まだ提出していない方にとっては、2026年12月31日が締切である点は変わりません(裁判所の裁可は確認できていません)。

筆者の読み落としでした。お詫びして訂正します。

5. まとめと今後の注視ポイント

今回の書簡は、会議の案内と評価明細の提出依頼が中心で、次の点には触れていません。

  • 12月の中間分配を予定どおり始めるか、分配率はどうなるか
  • 3月の申立て(分配設計・評価基準日・債権届出の期限)が裁判所に裁可されたか
  • COI(検査委員会)の設置
  • スウェーデンの仲裁の結果

10月9日の会議で説明があるかどうかが次の焦点です。録画・文字起こしが公開されたら、内容をまとめます。