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【Custodian Life 破綻問題】第1回債権者集会の投票結果が判明!PwCが新たな清算人に選任へ
バミューダに拠点を置く保険会社 Custodian Life Limited(カストディアン・ライフ) の清算手続きにおいて、今後の資産回収の命運を握る大きな政権交代が起こりました。
2026年5月15日に開催された「第1回債権者集会(First Meeting of Creditors)」における事前投票の結果が公表され、これまで暫定清算人を務めていたDeloitte(デロイト)に代わり、PwC(プライスウォーターハウスクーパーズ)が恒久清算人として圧倒的多数で選ばれました。
📌 このニュースの本質とポイント
- 恒久清算人の選任投票で、債権者委員会(AHCC)が推奨する PwC がトリプルスコア以上の大差で勝利
- 月額約23万ドルという高額な手数料が問題視されていたDeloitte体制の終焉
- 契約者の利益を合法的に守る「検査委員会(COI)」の設立が正式に可決
1. 第1回債権者集会の投票結果
今回の集会における最大の焦点は、「今後の清算実務をどのファームに委託するか」でした。
事前に世界中の契約者から集まった特別委任状(Special Proxy Form)604票の具体的な集計データは以下の通り、PwCの一強状態となりました。
| 清算人候補(所属ファーム) | 賛成票数 | 賛成債権価値 (USD) |
|---|---|---|
| Dan Schwarzmann 氏ら (PwC) 選任確定 | 449票 | $111,123,916 |
| Marcin Czarnocki 氏ら (Deloitte) | 97票 | $45,637,983 |
| Mark Allitt 氏ら (Teneo) | 54票 | $2,866,023 |
債権額ベースで約1.1億ドル(全体の約70%)という圧倒的支持を集めた背景には、ボランティア債権者団体(AHCC)による徹底したDeloitte批判とPwC推奨のロビー活動がありました。「少しでも多くの資産を、早く契約者の元へ戻す」という契約者たちの強い意志が反映された結果です。
2. 検査委員会(COI)の正式発足
清算ファームを監視・牽制し、清算費用の承認を行う法的な権限を持つ「検査委員会(Committee of Inspection: COI)」の設立も、賛成578票、反対わずか12票という圧倒的多数で可決されました。
委員のメンバーには、これまで最前線で情報発信を続けてくれたAHCCの主要メンバー(Kavan Choksi氏ら)がそのまま選出されています。これにより、今後の清算プロセスに契約者側の意見がダイレクトに反映される強力な盾が完成しました。
3. 今後のロードマップ
今回の結果を受け、舞台は再びバミューダの裁判所へと移り、正式な引き継ぎが行われます。
現清算人であるDeloitteが、今回の集会の投票結果をバミューダ会社法第171条に基づいて裁判所へ提出します。
裁判所が審問を開き、投票結果に法的な不備がないかを審査した上で、正式な交代命令を下します。
正式就任後、PwCによる資産回収および、かねてより公約されていた「早期の中間配分(返言手続き)」の具体策が動き出します。
💡 投資家・契約者が今すべきこと
今回の結果は、泥沼化しそうだった清算手続きにおいて、「契約者主導のコスト削減体制(PwCへの移行)」を勝ち取った非常にポジティブなニュースです。
現時点で契約者の皆様が個別に新しく提出しなければならない書類等はありません。まずは裁判所からの正式な交代命令と、今後PwC側から発表されるであろう資産返還(分配)に関する新しいスケジュールのアナウンスを待ちましょう。

