Custodian Life清算の最新情報:
分配の早期実現に向けた「清算人交代」と投票の進め方

2026年5月15日の第1回債権者集会に向けたAHCCの重要指針

2025年10月3日、ベルミューダ最高裁判所よりCustodian Life Limitedの正式な清算命令が下されました。これを受け、2026年5月15日に開催される「第1回債権者集会」は、私たちの資産がいつ戻るかを決める、極めて重要な局面となります。

アドホック債権者委員会(AHCC)は、17ヶ月に及ぶ停滞を打破するため、現職のデロイト(Deloitte)に代わり、世界大手のPwCを恒久清算人に指名することを決定しました。これは委員会の全会一致による極めて重い決断です。

1. 分配を加速させる「清算人交代」の全容

AHCCは大手8社による競争入札を実施し、PwCを選出しました。PwCは、他社が提示できなかった以下の「債権者優位」の条件を公約しています。


  • 費用上限(キャップ)の設定:
    報酬に上限を設け、私たちの資産が無駄に消費されるのを防ぎます。

  • 分配連動型の報酬体系:
    分配の実績に応じて報酬が決まる、債権者と同じ目線の仕組みです。

  • 早期分配へのコミット:
    2026年末までの分配を視野に入れた、迅速な実務遂行を最優先します。

一方で、現職のデロイト体制下ではすでに累計570万米ドル(約8.5億円以上)もの報酬が計上されていますが、現在まで分配は一度も行われていません。

【背景考察】なぜデロイトは提案を拒むのか?

デロイトが具体的な譲歩を拒否した背景には、不透明な回収リスクを避け、確実な「時間給報酬」を優先する姿勢が見え隠れします。現在の体制では清算が長期化するほどデロイトの収益が増える構造であり、一日も早い返還を望む私たち債権者の利益とは対立しています。

2. 今後のスケジュールと投票の手順

投票はすべて事前の書面(特別プロキシフォーム)のみで行われます。5月15日の当日に投票することはできません。

● 清算人の選定

PwCの候補者に「賛成(FOR)」。デロイトおよびTeneoの候補者には「反対(AGAINST)」を推奨します。

● 審査委員会(COI)の選出

法的な監督権限を持つCOIに、これまで尽力してきたAHCC現職メンバー7名全員を選出することが不可欠です。

● 投票の締め切り

4月17日に届くメールを確認し、5月1日までに必着で返信してください。

※本記事は2026年4月10日付のAHCC声明に基づき構成しています。